ボート免許

取得可能な年齢

OK?NG?

免許取得可能年齢は1級・2級の免許種類別に異なります。 1級は満17歳9ヶ月から、2級は15歳9ヶ月から受験申請をすることができます。 そして1級は満18歳、2級は満16歳になった日から免許を手に入れることが できるようになります。 受験申請と実際に免許取得できる時期が違うので勘違いしないようにしましょう。 ボートの操縦自体は技術的にそれほど難しいことではありませんが、乗り物を運転 する以上最低限の身体的条件が満たされないと免許はもらえません。 事故を起こした時に危険なのは、道路を走る自動車以上かもしれないからです。 海上で事故を起こすと、それが小さな事故だとしても命の危機に直結します。 海に放り出されたりと落水の場合も考えて、自動車免許よりも厳しい基準になるのも 仕方の無いことです。

視力・弁色力

エンジン部分の消耗品交換と調整として2年に1度定期整備が必要になります。 整備完了後もエンジンが調子いいからといえ、しばらくは大丈夫だといえないのが ヨットのエンジンです。 いきなり機嫌が悪くなり修理に出さなくならなければなることもあります。 このような予想できない出費は全てを避けることができませんが、中古艇なら購入前 にチェックすることで、購入後はしっかりメンテナンスすることである程度は防ぐ こともできます。 なにより海上でいきなりエンジンが止まってしまうというアクシデントに見舞われない ためにも常日頃からエンジンボート免許を取得する条件として、安全を考えて最低限の視力も必要になります。 両眼とも0.6以上であることがその条件で、メガネやコンタクトレンズを装着した 矯正された視力でもかまいません。 危険を回避できるだけの視力がなければボート免許を取得して海へ出ても、 いつ事故を起こすかわかったものではありません。 ほとんどの人なら矯正することでこの条件をクリアすることは可能でしょうから、 目が悪いのであればメガネを掛ける、コンタクトを入れる、といった対策をして 海上での危険を早めに察知できるようにしましょう。 弁色力として、夜間に船舶の灯火の色を識別できることも条件に含まれます。 灯火の色が識別できない人は、日出から日没までの間に航路標識の彩色を識別できる、 というのであれば限定的な免許、航行する時間帯が限定された免許を取得できます。

聴力

聴力もボート免許を取得するのに必要な項目になります。 具体的には5メートル以上の距離で話声語の弁別ができることです。 話声語とは普通の大きさの声音と考えておけばよいでしょう。 これも視力と同様で補聴器の使用も可となっていますので、聴力に不安のある人は 機械の力を使って免許を取得することも可能です。 海上では汽笛の音が事故を防ぐなど大きな役割を果たします。 その音が聞き取れないようでは船舶の操縦も安全に行うことができません。 そのため最低限の聴力が求められるのですが、これが原因で免許が取得できなくなる ケースはあまりありません。 そのままの聴力では問題があったとしても、補聴器を使うことでその問題をクリア することのできる人がほとんどですので、あまり心配をすることもないでしょう。